C型肝炎キャリアの20〜30%が肝硬変やがんになっている

C型肝炎ウイルスも、B型と同様に、キャリアの血液や体液から感染する直径約開ナノメートルの粒子状のウイルスです。
このウイルスに一度感染すると、体の中で免疫反応が起こっても中和抗体ができず、いつまでも体の中に居座わってしまいます。
中和抗体とは、ウイルスの外側のたんぱく質に対してできる抗体で、この抗体がしっかり働けばウイルスを破壊することができるのですが、C型肝炎ウイルスは外側のたんぱく質の性格を次々と変えてしまうので、中和抗体が効かなくなってしまうのです。
感染源は輸血や注射針が使い捨てになる以前の医療行為などといわれていますが、このウイルスは感染力が弱く、日常生活の中で感染することはまずありません。
自覚症状もB型肝炎などと比較しても軽く、ほとんど症状がでないといってもいいほどです。そのため、キャリアであることに気づかず、そのまま一生を過ごす人もいます。
ただ、その一方で、C型肝炎ウイルスのキャリアの別〜釦%が感染後、別〜仙年後に肝硬変、肝がんを発病していることは見過ごせません。治療にはインターフェロンが主に用いられるほか、リバビリンやシメプレビルなどの抗ウイルス薬を併用することで、治癒率は80%以上となっています

最近、性行為、ホモセクシャル、ピアス、刺青、薬物注射などが原因とみられる肝炎ウイルス感染が、別〜刈歳代の若い人の間に広がっています。
C型肝炎は、かつては覚せい剤注射、売血、輸血、血液製剤、注射針の再利用などの医療行為などが原因で感染が広がり、高齢者の感染率が高く、若年層ほど低くなる傾向でした。1989年にHCV(C型肝炎ウイルス)が発見されてからは、医療行為関連の感染はなくなり、感染率は下がり続けると考えられていましたが、最近の知見によると、日本人の若年者で新規の感染が増加していることが判明しました。C型肝炎は感染初期には自覚症状がないため、前記のような経験者は感染の有無を調べておきましょう。

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